MVNO(格安SIM)を1年使ってみてわかったこと

ちょうど1年前、ケータイキャリアをソフトバンクからMVNO(格安SIM)に変更しました。
毎月のケータイ代が高いなぁ、ヤダなぁ、勿体ないなぁ、とずっと思っていたので iPhone 6Plus が出た時にSIMフリー機を購入して格安SIMに変更したのです。

なぜMVNO?

なぜMVNOにしようと思ったかと言いますと、

  • あまり通話をしない(必要な時はFaceTimeとかLINEの無料通話で事足りている)
  • 日中はほとんどWiFi環境下で過ごしているのでWiFi以外で通信をするのは休日にお出かけする時ぐらい

という感じの使い方だったので「絶対MVNOにするほうがムダが無くてオトクやんね〜」という判断です。

MVNO(格安SIM)はIIJmio(みおふぉん)をチョイス。

なぜ「みおふぉん」を選んだか?それは、ユーザーの評価が高かったこと。最新のiOSでも問題なく動作している事。(←これ大事)。
正直MVNOに対して不安もありましたが、実際使ってみると何の問題もありませんね。
(これはあくまで私のような使い方をする場合ですけど。)

毎月の支払い額は?

「みおふぉん」のプランは一番安い「ミニマムスタートプラン」(データ量3GB/
月)で契約してます。
料金は月額1,600円(基本料+音声通話機能)

これに通話したぶんだけ通話料が加算されますが、みおふぉんダイアルとか楽天でんわとか使えば通話料も抑えられます。

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私は通話はほとんどしませんからほぼ上記の基本料金で収まるという訳です。
(通話しないと言っても携帯番号は保持しておきたかったので音声通話機能付のSIMにしました)

通信速度は?

IIJmioでは通信容量の事を「バンドルクーポン」と言い、このクーポンをON/OFFすることによって通信速度が切り替わります。切り替えはアプリの IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん) で簡単にできます。

簡単に言うと、

  • クーポンONにすると高速通信(下り最大225Mbps、上り最大50Mbps)が可能だが通信容量(ミニマムプランの場合3GB/月)を消費する
  • クーポンOFFにすると低速通信(最大200kbps)になるが通信容量は消費しない(3日あたり366MBの通信量を超えると速度制限が掛かる)

私はWiFi環境外でYouTubeを見る事が殆ど無いですし、Apple Musicなどもあらかじめ曲をダウンロードしているのでストリーミングでデータ通信容量をバンバン消費してしまうこともありません。
なのでこの1年間、ほぼバンドルクーポンをON(高速通信状態)で使用していましたが、1か月で通信容量を使いきった事は1度もありませんでした。なんせほぼWiFi環境下で暮らしておりますから。(別に引きこもっている訳ではありませんよ)

逆に、外でYouTube見まくりでApple Musicなどをストリーミングで聴きまくりな使い方だと3GBじゃ足りないでしょうから上位プランにするのが良いでしょう。

通信量の繰り越しによって安心感倍増

みおふぉんでは、余ったデータ通信容量は次月に繰り越しされます。(常に1か月分のみ繰り越し)

私の場合ですと1か月に与えられる3GBを使い切ることがないので、残量が次月に繰り越されます。そうすると繰り越された分で1か月過ごせるので毎月の3GB分が手付かずのまま繰り越されることになり、そのうち繰り越し3GB+当月3GB=6GB使える状態になります。
この状態ですと突発的にWiFi外での通信が多くなってしまっても「今月は6GB使えるから」と思えるので安心です。

実際、どのようにクーポンを消費しているのか、この年末年始の記録を「みおぽん」を起動して見てみましょう。

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1月1日は初日の出を見る為に山に登る時、Googleマップを起動。
12月31日とか30日は、正月の買い物に出かけた際、iPhoneでTwitterとかメールチェック。
12月29日は忘年会のため外出したのでLINEとかSNS投稿で通信がちょっと発生。

だいたいこんな感じです。こうして見ると使い方がだいぶショボいですね。

デメリット

  • iPhone+みおふぉんではSMS送信が出来ない。(受信は出来る。詳しい解説はこちらのサイトをご覧ください)
  • キャリアメールが使えない(docomo.ne.jpやsoftbank.ne.jpなど)
  • LINEの年齢認証ができない(=ID検索が出来ない)らしい

今となってはSMSもキャリアメールも使いませんので自分にとっては特にデメリットという訳ではないのですが、困る人も多いかもしれませんね。

DropboxやGmail、Apple IDなど2段階認証を導入している場合、SMS受信は可能なので端末への認証番号通知はちゃんと受け取れます。アカウント乗っ取り被害とか多いですから2段階認証に対応しているサービスなら積極的に活用したいですよね。

LINEでID検索したい場合、未成年が犯罪に巻き込まれないようにと年齢認証が必要で、その時に契約キャリア(docomo、au、softbank)からの認証が必須らしいです。格安SIMだと認証が通らないからID検索機能が使えず不便、という事みたいですね。
私の場合はソフバン時代に年齢認証をしたのが紐付いているのか、特に困ってませんので詳しくは分かりませんけど。

まとめ

1年間MVNO(みおふぉん)を使ってみて分かったことは、
「サービス自体に何の問題も不満もない!快適快適!」
ということで、私は何の迷いも無くみおふぉん2年目に突入です。

逆に、
・仕事でめっちゃ通話しますねん!
・大手キャリア(docomo, au, softbank)じゃないと不安だし何かあればすぐにショップに行ける安心感が欲しい
・今までのケータイメールアドレスは絶対必要(docomo.ne.jpやsoftbank.ne.jpなど)
・iPhoneユーザーだけどSMS(ショートメッセージサービス)の送信も必須!

これらのような人は快適では無いかもです。
従来のようにキャリア契約で通話料固定コースのほうがお得でしょう。
大手キャリアから外れると家族間通話の無料や同キャリア間通話の無料も無くなってしまいますし。

以上、私が1年使ってみた感想です。
MVNO(格安SIM)ってイマイチよく解らないんだけど実際どうよ?って人の参考になれば幸いです。(特にみおふぉんを検討中の人)
おしまい。

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